
スノボって楽しいのは楽しんだけどもっと自由に遊べるところってないのかな?
それならスノーパークがあるスキー場に行ってみるのがおすすめだよ!


スノーパークって何?もしかしてゲレンデに公園みたいな場所があるの?
そうそう!意外と敷居が高いってことでスノボ初心者の方には知られていないことも多いんだけど、スノーパークは普通に滑る以外の楽しみもいっぱいなんだよね。まずはスノーパークについてまとめてみるから、ぜひ参考にしてみてね!

スノーパークとは?普通のゲレンデとの違い
スノーパークとは、ジャンプ台(キッカー)や鉄の棒(レール)、箱(ボックス)といった「アイテム(ジブ)」が設置された、スノーボードやスキーで技を練習するための専用エリアのことです。通常の圧雪されたコース(ゲレンデ)とは異なり、様々な地形でアクロバティックな滑走を楽しめるのが魅力です。
※上記画像のスキー場は「神立スノーリゾート」のスノーパークとなります。
【神立スノーリゾート】
住所:新潟県南魚沼郡湯沢町神立4121-1
URL:https://roadplan.net/skis/kandatsu/
アクセス:関越自動車道 湯沢I.C.から1km
【最重要】パークに入る前に!絶対守るべき基本ルールとマナー
パークは楽しい場所ですが、一歩間違えれば大きな事故につながります。自分と周りの人の安全を守るため、以下のルールは必ず守りましょう。
- 自分のレベルに合ったアイテムを選ぶ:パークには難易度別にレーンが分かれています。絶対に無理をせず、まずは初心者レーンから始めましょう。
- ハイクアップはコースの端で:アイテムの練習で登り返す(ハイクアップする)際は、必ずコースの端を通りましょう。コースの真ん中を歩くのは大変危険です。
- ドロップイン前の確認(コール):スタートする(ドロップインする)前は、必ず他の利用者がいないか確認します。前の人が転倒している可能性もあるため、「コール(声をかける)」をしてからスタートするのがマナーです。
- 転んでもすぐに移動:アイテムの着地点(ランディング)は死角になりやすい場所です。転んだらすぐに立ち上がり、コースの脇に移動しましょう。
- ヘルメット・プロテクターを着用する:パークではヘルメットの着用を強く推奨します。頭だけでなく、お尻や膝のプロテクターもあると安心です。
【アイテム別】パークの遊び方と挑戦したい基本技
スノーパークは、ただ自由に飛んだり跳ねたりするだけでなく、設置された様々な「アイテム」を使うことで、楽しみ方が無限に広がります。
この記事で登場する「アイテム」とは、雪や金属、樹脂などで人工的に作られたジャンプ台や障害物(構造物)のことです。
これらのアイテムを知らずに初心者がいきなりスノーパークに入ってしまうと、何からどう滑れば良いか分からず、戸惑ってしまうかもしれません。楽しみ方が分からないだけでなく、思わぬケガにつながる危険もあります。
そこで、ここからはスノーパークに設置されている代表的なアイテムをご紹介します。
1. キッカー(ジャンプ台)
キッカーはパークの主役ともいえるジャンプ台です。大きさによって「ミニキッカー」「テーブルトップ」など種類があります。まずは小さなキッカーで、安全にジャンプを飛ぶ感覚を掴みましょう。
初心者向け練習ステップ
・まずはキッカーを飛ばずに通過して、アプローチ(助走)とランディング(着地)の形状に慣れる。
・次に、スピードをつけずにゆっくりとジャンプし、まっすぐ着地する練習をする(ストレートジャンプ)。
・慣れてきたら、少し板をつかむ技「グラブ」に挑戦してみよう。
2. ジブ系アイテム(ボックス・レール)
ボックス(箱状)やレール(手すり状)の上を滑り抜けるアイテムです。最初は幅が広くて低い「ワイドボックス」から練習するのがおすすめです。
初心者向け練習ステップ
・アイテムの横に雪でラインを引き、その上をまっすぐ滑る練習をする。
・スピードをつけずに、ボードをまっすぐにしてボックスに乗る(50-50)。
・最後まで乗り切らずに、途中で安全に降りる練習を繰り返す。
3. ハーフパイプ
半円筒状のコースで、壁を使ってターンやジャンプを楽しみます。見た目の迫力に反して、壁を緩やかにターンするだけでも楽しめます。
初心者向け練習ステップ
・まずはパイプの底(ボトム)をまっすぐ滑り、左右の壁(ウォール)に慣れる。
・徐々に壁を登り、一番高いところでターンをする練習をする。
※画像のスキー場は「上越国際スキー場」となります。
上越国際スキー場のスキーツアー・スノボツアーを探す【上越国際スキー場】
住所:新潟県南魚沼市樺野沢112番地1号
URL:https://roadplan.net/skis/jkokusai/
アクセス:関越自動車道 塩沢石打ICから約6km (約7分)
基本中の基本!スノーパークのトリック(グラトリ)
スノボでは技のことを総じてトリックなどと表現されることが多いですが、実はそのトリックにもそれぞれ名称があります。また、その中でも特に平地で行うものをグラトリなどと呼んでいます。もしスノーパークに挑戦するのなら、ただ適当に滑るのではなく、技を磨くのもまた醍醐味だったりします。
まず、スノボのトリックの中でも基本中の基本となるグラトリがオーリーです。オーリーは上半身を使ってボードの先端部分であるノーズを引き上げ、逆にボードの末端部分であるテールを一緒に持ち上げる技を言います。これができればその他のトリックに繋げていくこともでき、応用することも可能です。
また、そんなオーリーに似たノーリーというグラトリもあります。ノーリーはオーリーの動きにとても似ており、ノーズをしならせてテールを上げる技となります。重心をどちらに持っていくかによって違うため、初心者はまずこの2つから練習すると良いかもしれません。
その他にもマニュアルやプレス系、スピン系というグラトリが存在します。これらのトリックはスノボ初心者には難しいため、無理に技を決めようとせず地道に練習していくしかありません。
もちろん、プロのスノーボーダーがやっているようなトリックを決められれば良いのですが、プロは何年何十年と練習した結果できるようになっているだけです。初心者が無理に真似しようとしても怪我をしてしまうだけなので、最初は基本となるオーリーとノーリーに挑戦してみてください。
何よりスノーパークには新人からベテランのプレーヤーが集まっているため、上手な人の動きを参考にするのもありです。そこから交流が広がることもあるので、もし真似したい人がいたら「トリックについて教えていただけませんか?」と話しかけてみるのもウィンタースポーツの醍醐味だったりします。
ぜひ、技を習得してより一層スノーパークを満喫してみてくださいね。
滑るだけじゃない!スノーパークを満喫しよう!
初心者が抱えるパークの疑問Q&A
Q. ヘルメットは絶対に必要ですか?
A. 義務化されていないスキー場もありますが、強く着用を推奨します。特に後頭部を強打するリスクがあるため、自分の身を守るために必須アイテムと考えましょう。
Q. パークに一人で入るのは怖いのですが…
A. もちろん仲間と一緒の方が楽しいですが、一人で黙々と練習している人もたくさんいます。大切なのは周りをよく見て、自分のペースで練習することです。午前中の空いている時間帯を狙うのもおすすめです。
Q. パークが上手くなるコツはありますか?
A. 通常のフリーラン(ゲレンデ滑走)がしっかりできることが大前提です。特に、スイッチ(逆の足での滑走)やオーリー(板の反発を使ったジャンプ)を練習しておくと、パークでの上達が格段に早くなります。
まとめ:ルールを守って安全にパークデビューしよう!
スノーパークは、基本ルールさえ守ればスノーボードが何倍も楽しくなる魔法の場所です。いきなり難しい技に挑戦するのではなく、まずは小さなアイテムから、できることを少しずつ増やしていくのが上達の秘訣です。この記事を参考に、安全で楽しいパークデビューを果たしてください!
スノーパークが設置されているスキー場は限られているのですが、もし普通のスノボに慣れてしまって「もっと刺激が欲しい」ということなら、スノーパークのあるゲレンデを訪れてみてください。普通に滑るだけではないスノーパークならではの魅力を、ぜひ肌で感じてみてはいかがでしょうか?
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